初心者向けのアコギ選び第4回です!今回は、第2回で紹介できなかったメーカーのアコギについて、筆者の知る限りで説明したいと思います。

今回と次回で紹介するメーカーは、テイラー・ギルド・Kヤイリ・アイバニーズ・モーリス・アストリアス・シーガル・オベーション・フェンダー・ジェームス/ヒストリーです。

これらのメーカーを、【第4回】日本国内のメーカー、【第5回】外国のメーカーと大きく分け、さらに50音順で紹介したいと思います。筆者の独断と偏見によるおすすめ度を星の数(★1つ~5つ)で表します(星が多いほどおすすめ)。

日本国内のメーカー

1. アイバニーズ(★★★)

愛知県の星野楽器という、約60年の歴史を持つメーカーのギターです。1980年代半ばまでは「イバニーズ」と呼ばれていたので、その名を聞いたことのある人もいるでしょう。あの伝説のグループ「オフコース」のギタリスト・鈴木康博氏が使用していました。ネットでは5~10万円のものが出品されています。品質は問題ないと思いますが、販売量が少なく、店頭でもほとんど見かけません。筆者の身近に持っている人がいないので、音質や使い勝手については言及できません。ご了承ください。

2. アストリアス(★★★)

福岡県久留米市の、こちらも約60年の歴史を持つメーカー。クラシックギター(ナイロン弦)の製作から始まり、アコースティック(フォーク)ギターやウクレレを、ハンドメイドで生産しています。木材や細部の造形に相当のこだわりがあるようで、それだけに当然出回っている数は少なく、ネットで見ても中古で20万円以上とかなりの高値です。基本的にピックアップはついていないので、その点も考慮する必要があります。

筆者の知り合いにドレッドノートタイプを持っている人がいますが、聴いた限りでは繊細な音で、1音ずつ弾く静かな曲に合っているイメージです。その人は別売りのピックアップを取り付けてステージに立っていましたが、アンプやスピーカーを通すと生音の良さが活かせないと悩みを口にしていました。ドレッドノートタイプはマーチンD-28や45に外見がそっくりで、購入や取り扱いも同様に考え、慎重にするべきでしょう。良いギターですが、入手に覚悟が必要なので、★3つとしました。

3. K.ヤイリ(★★★★)

岐阜県可児市の、戦前から続く楽器製造会社。親族が経営していた「S.ヤイリ」とは無関係。職人の丁寧な手作業によるギターの品質が良いことはもちろんですが、このメーカーの最大の特徴は、「永久保証」。K.ヤイリのギターであれば、どんなに古くても割安で修理してくれるそうです。ピックアップ付きのものもあります。筆者は地方都市在住ですが、その割に店頭でもよく見かけ、知り合いにも持っている人が結構いるので、ファンが多いという印象です。ネットでは大体10万円以上で出品されています。高価ですが、前記2つのメーカーに比べて入手が容易なので、★4つとしました。

4. ジェームス/ヒストリー(★★★★)

最大手の楽器店・島村楽器のプライベートブランド。ジェームスが概ね1万~10万円程度、あいみょん氏の使用で一躍有名になったヒストリーが10万円以上と、価格帯によって名称が異なっています。大手だけあって、ネットの情報によると、ジェームスのギターにも良い木材が使用され、さらにヒストリーには細部の作りこみが丁寧になされているようです。どちらの価格帯にも、エレアコがあります。

筆者の知り合いに、約15万円のタカミネを手放して約20万円のヒストリーを買った人がいましたが、タカミネの明瞭(すぎる)音より、ヒストリーの落ち着いた深みのある音が好みだったようです。

ジェームス/ヒストリーとも、買って損はないギターだと言えるでしょう。

5. モーリス(★★★)

長野県松本市にあり、ここも約60年と長い歴史を持つメーカーです。1970~80年代にかけて、「スーパースターも夢じゃない」というコピーと、ラジオ深夜放送「オールナイトニッポン」のスポンサーだったことで、記憶している壮年の方々(笑)も多いでしょう。

1980年代に絶大な人気を誇ったグループ「アリス」の谷村新司氏・堀内孝雄氏が使用していたことで一躍メジャーブランドとなりました。アリスの2人は力強くかき鳴らすストロークの曲でモーリスを使用し、ギターの外見・音質ともにギブソンに近いワイルドなサウンドを奏でていました。

筆者の行きつけであるフォーク酒場のマスターが持っているモーリスのギターを弾かせてもらったことがありますが、ジャンボサイズで深みのある音というイメージでした。

最近は、指弾き向けの小さめのギターも作っているようですが、名が知れたメーカーの割に店頭で見ることがなく、評価がしにくいところです。ネットを見ると、2万円台から20万以上と幅広い出品ですが、品質が安定しているのはやはり5万円以上のものと思われます。

今回は、ここまでとします。次回は、【第5回】第2回で未紹介のアコギメーカーでおすすめは?(海外メーカー編)です。

投稿者
ジョニー

ジョニー

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